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あいうえお作文vol.2

by さえり

あざやかな
いろたちが
うきぼりになる
えんしょ(炎暑)の中

おかの上に
かがやくのは
きいろのひまわり

くもは大きく突き伸びている

けいかいに丘を上り
こしをおろす

さざめく蝉たち
しんきろうはゆらゆらと揺れ
すでに身体は汗まみれ

せかいに身を任せれば
そっと染み込む夏の色

たちまち日常は
ちりさっていく

つうれつ(痛烈)なまでに
てんからそそがれる
とほうもない光たち

なつの丘
にちじょうからの
ぬけみちはここにある

ねころがって
のびやかな空を見つめ
はあっと心の塊を緩めれば
ひろがる自分だけの世界

ふぁんたじーは
へいそうしている
ほんとうの世界と

まじまじみれば
みえてくるはず
むつかしい顔をして
めをつりあげているとすぐ
もくずと化してしまう

やおら近づく
ゆめもようには
よのなかを自ら照らす
らんぷが必要

りょうよく(両翼)を結びつけるような
るーるをつくっていたのは自分
れんさを解いて飛び立とう

ろぼう(路傍)のひとよ
わが身に背負う荷をおろそう
をとずれるなつに紛れ込んで


さえり
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